アイドリッシュセブン第三部11~12章更新感想
辛辣な内容です。
ファンの方にはお薦めできない内容です。
アイドリッシュセブンの三部に対する不満 - Starry Dream http://kmr-starrydream.hatenadiary.jp/entry/2017/07/08/074505
の続きのようなものです。
2周年で「身内だけで祝うから」といって、なぜか勝手に乗り込んで「サプライズだからOK」という謎理論をかまし、お祝いを台無しにしたというひどいストーリーが公開された後、
三部の話でもうひどい事にはならないだろうと思っていたし、まぁ前回よりはマシというか、もう前回であきらめたようなもんだったのである意味安心して読めました。
正直もう読むのやめたら?と言われそうですが、一番気になっていた桜春樹とナギの話がやるという以上は読みたいという気持ちもあるので…
まぁ、もうヤクザに乗り込むとか、暴力沙汰とか馬鹿なの?とかそういう文句はこの際おいていきましょう。
ファンを信じなかったことについてもどうでもいいです。
問題は、このアプリが一体何をやりたいのか更新されるたびに解らなくなっていることですね。
トリガーについてやりたいなら、トリガー中心の幕間としてやればいいし、アイドリッシュセブンを見たくてやってる身としては意味が解りません。タイトルにもなっているのだから、アイナナがメインのはずなのですが……。
ライターは天が好きだということで、天が毎回持ち上げられますが、それにしたって彼の行動はプロ意識があるとは思えません。
弟が迎えに来て自分の気に食わない行動をしたらびんたでたたく。
心配でついたたいちゃったという行動をテンプレのようにやりますが、これは親子であろうが兄弟であろうが虐待の一歩手前ですからね。そもそもみえみえの罠にかかって自分が誘拐されたのに、それで弟をたたいて「ごめんなさい」って謝らせるって胸糞でしょ。
「バカ!」と大声で叫ぶとか、怒るとかは解るんですが、なんでそこで暴力?
意味が解りません。
アイナナの世界では暴力がとても良いものになっているのでしょうか、私にはついていけない世界ですね。
また、ZOOLに対しての態度でなんだかどや顔でトリガーが色々言っていますが、スキャンダル問題については大体身から出た錆なので同情できませんし、見え透いた罠に引っかかった時点でトリガーが何を言ってもやはり同情できません。
どのような罠で転落していくのか、というのもアイナナメインではなくトリガーをメインでやるにしろライターの見せ方だとは思うのですが、どうにも敵が優秀なのではなく、こちら側がおバカで引っかかってる内容ばかりなので正直意味が解りません。
モブが「貴方たちは仕事をなんだと思ってるんですか」と怒りましたがまさしくその通りです。
また、前回で「ファンに奉仕すればよかったのでは」と言っていましたが、まさしくその通りでしたね。
龍がセレブではなく漁師の息子だからといって離れるファンは少ないと思っていたので、ファンが応援してくれる姿はみていて色んな意味で辛かったです。
変な事言えば、拉致問題はスルーして3人が出た音楽祭でファンが応援するも…みたいな展開だったらむしろわくわくしたんですがね。
そして、やーっとアイドリッシュセブンの話が進んだかと思ったらすぐにトリガーの話に戻される。
インディーズになりました!ってインディーズ舐めてるんですか。事務所を守るためとはいえ、他にも方法はいくらでもあった筈。それこそ岡崎事務所に預けるなどの方法もあったでしょうに…。
そもそも、事務所の社長自体がスキャンダルになっているので意味はあるんですかね??他に事務所にいるアイドルがまったく出てこないのでそもそもが感情移入できません。
ついでに言えば二部からアイドリッシュセブンのやりたい目標が見えてきません。
ゼロを越えたいというのは解りますが、一体どのようにすればゼロを越えられるのかというのが明確ではないのです。アイカツによるランキング1位になるとか、アイドルマスターにてSランクになるとか、ドリフェスのフェスティバルで優勝するとかそういうわかりやすい内容が一つも出てこないし、明確な未来ビジョンを彼らが描いていないのでふわふわしてますね、としか言えません。
これだけだと本当にただのアンチの文句になってしまうので良いところも言って行こうと思います。
・新曲は良かった。
・声優さんの安定した演技
……どうにも中の人しかほめるところがないですね。
とはいえ、アイナナの話は進まないし、他ユニットばかりが目立って誰が主人公なのか解らない現状なので何とも言えません。
ストーリーで良かったのは棗君がそこまで悪い子ではなかったという感じでしょうか。次回、ナギと棗君で掘り下げられるようなのでそこに期待したいとは思います。
トウマは普通にいい子ですね。
なんだかんだで真剣に二人はアイドルしようとしている気はするので応援はしたいと思います。
また、二人とも「もって三年」ということが解っていること。
悠は幼く、あくまで天に対しての復讐、子供心で動いてるし仕事すらまじめにしないので同情できませんが、二人はそれなりに努力しているようなので好感は持てます。
トリガーに説教されてたでしょ!と言われそうですが、私はやはり先程も言ったように天の自分が語るプロ意識に対しては疑問符しかありませんし、
ましてや、二部で彼は陸をアイドルを辞めさせようとしていたことなどを含めて「弟の心配をしている」というよりは「自分の思い通りにさせたい」という気持ちの方が強いのではないかと感じ取れました。
ましてや、九条と天の問題についても天や理についても逃げ出すことはできなくても「家族と接触したい」といって手紙を出す事くらいは可能だと思いますし、
環も言ってるように「けして良い人」ではありません。養父として思うなら家族とのつながりと断つのではなくある程度の面会は許可してもよいと思いますし、それで二人が逃げ出すとは考えられません。
またずっと、妹を捜していた環に対して君があきらめろではなく、天がそのことに気づいて自分も理も家族と面会をしたいという事を言えばよいのではないかと思うのです。
両親が陸の事で心配してたと言いますが、陸がゆがんでしまったのは何も言わず天が自分の元から去ったことも理由ではありますので天が可哀相とはどうしても考えられませんでした。
その為、陸に見返りを求めたことはない、という言葉はどうしても嘘だと感じ取れましたし、もしもあそこで納得させるとしたら
「陸はどんなことがあっても自分の事を応援してくれる、そして自分も陸を今は応援してる」
のような前向きな姿勢しかないのではないかと思います。
また、楽がトウマに自分達が落ちぶれたからといって~と言いましたが、楽の落ちぶれはやはりマネージャーとのスキャンダルであって龍の騒動とは違いいつかは解る事だったと思うのでこれまた同情できません。
トリガー問題についていうとZOOLの問題は拉致監禁についてはともかく、落ちぶれた原因については割と自分たちの身から出た錆の方が強いし、
拉致監禁すらも自分たちがファンを信じて「そんな罠にはのらない、音楽祭でファンに対して歌うだけだ」と強い心であれば起きなかった問題なので何とも言えませんね。
また、トリガーに対して厳しくなってしまいますが、そもそも私はトリガーの衰退を書く必要があったのか解りません。
アイドリッシュセブンがメインですし、同時にライバルのトリガーにはいつまでも格好良くいてほしかった。
二部で「頑張ってるだけ」といってマスメディアの前で新曲を披露するような格好良さがなくなり、自分の失態でどんどんひどくなっていくライバルは見たくなかった。
いつまでも目標であり、追いつき追い越されるようなそんなお互いを高めあうような関係でいてほしかった。
一部、二部の彼らが格好良かっただけに、とても残念に感じられました。
また、これだけ長くやっていながらアイドルならではの問題はあくまで三月のMC問題くらいで他は家族とのごたごたなのも問題。
ましてや、解決したのは大和の家族問題くらいなのでアイドルものを見ているというよりはただの家族騒動をみている気分にすらなります。
キャラクターは全員いい子なので、どうかライターさんにアイドルとしての彼らの輝きを存分に私を含めたユーザーに見せてくれる事を期待しています。
…無理かもしれないけれど