リトルウィッチアカデミアが最高すぎる

最高すぎる

 

 

よく後半だとスシロテの影が薄い、とか言われるし

自分もヤスミンカ回とフランク・ロッテの伏線が回収されなかったのは凄い残念に思ってるけれども、それでもリトルウィッチアカデミアは一視聴者として言わせて頂くと

 

現アニメでお手本というのはこういう作品と言えるようなアニメ

 

 

 だと私は感じています。

 まず、多すぎないキャラクター。

 今のアニメは人数多いけど凄い掘り下げ少ないんですよね。

 その点、LWAは序盤に親友のロッテとスーシィ回の掘り下げと、後半で重要になるダイアナの目線もしっかりと行い、自分とは仲良しで別グループのアマンダ達の良さも引き出していく…。

 +アーシュラ先生なので前半のメインキャラクターはアンドリューも入れて9人。

 後半ではクロワも加わりますが10人。

 この10人でまわしていきますが、その人数が実に丁度いい。

 また、アンドリューは一番初めはとにかくイケメンで魔法に否定的なキャラとして描かれてますがアッコと出逢って成長していく姿はまさに相手役として素晴らしい。

 特によく少女漫画である「なんでモテるのか解らないキャラ」とか「なんで主人公の相手になるのか解らない」というようなことは一切なく、アンドリューとの交流は丁寧に描かれているし、その上魔女達とは別視点のただの人間であり、政治家の息子という重要な位置づけがされています。

 ましてや、アンドリューは無能!という人間ではなくしっかりとした考えも持っており、アッコに会う前は父親のいいなりでしたが、出会って成長することではっきりと物事も言うようになり政治関連でアッコ達ほどではないものの重要な役目を最終回で果たしてくれています。

 

 また、アンドリューと並びアッコの相棒兼ライバルとしてのダイアナ。

 よくある「ライバルだった筈なのにいつのまにか無能になってた」なーんてことはまったくなく、ダイアナは最初から最後まで優秀。

 二話使われたダイアナ回は作中でも人気の高い話でずっと視聴者が待ち望んでいた二人の和解でもありました。

 ダイアナ関連は視聴者が大体考えていた通りに物事が進むのですがそれは「予想出来るからつまらない」ではなく「王道」という内容だからこそ楽しめるものでした。

 変にひねって視聴者を引くような感じでも、王道だからつまらない、でもなく王道だからこそ楽しめるのはトリガーの実力、脚本以外の何者でもないでしょう。

 

 また、作画が時折崩れてるという声があがりましたが私は特に気になりませんでした。というか単純にそこまで作画に気にしないからなのかもしれませんが…。

 

 またアッコとダイアナの関係は本当に良いです。

 けれどその裏でスーシィとロッテ、アマンダやヤスミンカやコンスとコンスタンツェの仲も丁寧に日常のはしはしで書いてくれて

「お前ら友達いないの??」

 というような疑問は一切ないし、丁寧だったと思います。

 アンドリューですらフランクや敵対している人間などアマンダ回で書かれてるのは◎

 適当で良いっていう手抜き感がまったくないんですね。

 

 

 また、アッコがぶれないのが本当にいい。

 クロワがシャリオに、そしてシャリオがアッコに伝えた

 『信じる心が私の魔法』

 一度アッコは自分を信じられなくなったけれどもそれをダイアナがちゃんと掬ってその思いを返したことによってもう一度アッコは立てるようになり

 

 最終的には『信じる心が皆の魔法』になった。

 そして、最後の最後にアッコ自身も……

 

 こうした王道にして丁寧な作品がもっと増えたらいいなと思わせてくれる内容でした。

 アニメは最近ハーレムものばかりでつまらないというよりは主人公には対して魅力がないのにモテるという状態だったので離れていましたが、たまたまこの作品を見て嵌って本当に良かったと思います。

 

 PS4持ってないけどちゃんと買うからな!!

 

 と11月を楽しみに今からお金貯めます…。